1月 25日 過活動膀胱について
本日は過活動膀胱のお話です。過活動膀胱とは急な尿意を催したり、何回もトイレに行ったり、トイレに行く間に尿を漏らしてしまう病気です。
発症する仕組みははっきりとわかってはいませんが加齢、肥満、高血圧、前立腺肥大症などの様々な疾患が関与していると考えられています。
過活動膀胱の典型的な症状は「尿意切迫感」「切迫性尿失禁」「夜間頻尿」「昼間頻尿」です。
尿意切迫感・・・突然起こる我慢が効かない強い尿意。
切迫性尿失禁・・・我慢が効かずに尿が漏れてしまう。
昼間頻尿・・・日中に何回もトイレに行く。
夜間頻尿・・・尿意のために少なくとも1回は睡眠中にトイレに起きる。
過活動膀胱については当院HP内にある問診票でおよその事がわかりますのでお役立てください。
治療については行動療法、薬物療法、ボツリヌス療法などがありますが薬物治療が中心となります。最近では副作用の少ない薬剤が開発され負担が少なく治療を継続できるようになってきています。しかし一部には薬剤治療でも難治性の過活動膀胱が存在します。その際に考慮されるのがボツリヌス療法です。
ボツリヌス療法は膀胱内視鏡を用いて膀胱内に薬剤を直接注入して膀胱の異常な収縮を抑えます。治療は外来でも可能で薬剤治療が効果が不十分なケースに検討されます。
本治療はつい最近、保険診療として承認されました。当院ではクリニックレベルでは都内で最速で開始できるように現在、準備を進めています。
他院で過活動膀胱の治療を受けているがいまいちよくならない、効果が不十分などとお感じになっているような事があればお気軽に当院にご相談下さい。電話でのお問い合わせだけでも結構です。
桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。
せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。