12月 11日 睡眠時無呼吸症候群について
本日は睡眠時無呼吸症候群のお話です。
泌尿器科で睡眠時無呼吸(?)と思われると思います。
なぜ泌尿器科で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の話をするかご説明いたします。
睡眠時無呼吸症候群といえば脳卒中、心筋梗塞、様々な生活習慣病のリスク、日中傾眠による交通事故のなどのリスクになるのはよく知られております。
泌尿器科領域に関しては睡眠が障害され結果的に夜間頻尿となるリスクがあります。睡眠時無呼吸の自覚は乏しいので実際は夜間頻尿を訴え外来に来ます。夜間頻尿に対し各種薬物治療を行っても全く改善せず睡眠時無呼吸の治療をするとピタッと改善ケースがよくあります。院長はこのような症例を数多く見てきました。
夜間に頻尿があるとお体が悪い方はトイレに行く途中に転倒し骨折します。骨折し入院すると認知機能が低下し生活の質、ADL(日常生活動作)が著しく低下します。
一時期TV番組で水分をたくさん摂ると血液がサラサラになり脳梗塞の予防になるとデタラメが喧伝されたこともあります。医学的にもこのような効果はないと実証されています。実際に血液がさらさらになることはなくむしろ夜間頻尿や転倒リスクが高まるだけです。このような事実は蔑ろにされ、未だに夜間の積極的飲水指導をしているところさえあります
最近では検査器も簡便化され簡単に検査が行えます。睡眠時無呼吸と診断された場合には治療に進む事になります。
簡単にできるチェックシート(クリックでリンク先に遷移します。)がありますのでご参照ください。
当院は泌尿器科専門医のクリニックですが、従来の一般内科的アプローチとは異なる形で生活の質を保つ、全身的な健康管理に取り組んでいます。泌尿器科専門医ならではアプローチで皆様の健康管理に貢献したいと考えています。
夜間頻尿でお困り方は是非当院に一度ご相談下さい。
泌尿器科専門的診断は当然ですが睡眠時無呼吸の可能性も考慮し診察させて頂きます。
桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。
せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。