Author: keisuke@setagaya-uro.jp

本日は過活動膀胱のお話です。過活動膀胱とは急な尿意を催したり、何回もトイレに行ったり、トイレに行く間に尿を漏らしてしまう病気です。 発症する仕組みははっきりとわかってはいませんが加齢、肥満、高血圧、前立腺肥大症などの様々な疾患が関与していると考えられています。 過活動膀胱の典型的な症状は「尿意切迫感」「切迫性尿失禁」「夜間頻尿」「昼間頻尿」です。   尿意切迫感・・・突然起こる我慢が効かない強い尿意。 切迫性尿失禁・・・我慢が効かずに尿が漏れてしまう。 昼間頻尿・・・日中に何回もトイレに行く。 夜間頻尿・・・尿意のために少なくとも1回は睡眠中にトイレに起きる。   過活動膀胱については当院HP内にある問診票でおよその事がわかりますのでお役立てください。 治療については行動療法、薬物療法、ボツリヌス療法などがありますが薬物治療が中心となります。最近では副作用の少ない薬剤が開発され負担が少なく治療を継続できるようになってきています。しかし一部には薬剤治療でも難治性の過活動膀胱が存在します。その際に考慮されるのがボツリヌス療法です。   ボツリヌス療法は膀胱内視鏡を用いて膀胱内に薬剤を直接注入して膀胱の異常な収縮を抑えます。治療は外来でも可能で薬剤治療が効果が不十分なケースに検討されます。 本治療はつい最近、保険診療として承認されました。当院ではクリニックレベルでは都内で最速で開始できるように現在、準備を進めています。   他院で過活動膀胱の治療を受けているがいまいちよくならない、効果が不十分などとお感じになっているような事があればお気軽に当院にご相談下さい。電話でのお問い合わせだけでも結構です。   桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...

今回は「尿」と尿検査についてお話ししたいと思います。 皆様は健康診断や内科の受診等で尿検査を提出する機会はあったにも関わらずその意義や細かい検査の内容などについて説明を聞く機会は少ない事かと思いますので尿検査でどのような事は分かるかご説明いたします。   尿は摂取した不要物を腎臓でろ過し体外に排出されたものです。ですから腎臓の機能が低下したり、尿路(腎臓、膀胱などの尿の通り道)に感染や出血があるとその異常が尿に反映されます。尿は健康状態のバロメーターとも言えます。   一般的には尿検査は尿定性、尿沈渣に大別されます。前者は検査用のテープを尿に浸しその反応を見ることによって尿の検査をするものです。実際には尿潜血、尿たんぱく、尿糖、尿pH、尿比重などが検査項目です。 尿沈渣は尿を遠心分離し沈殿した尿検体を顕微鏡で検鏡し検査視野あたりにどれくらい赤血球や白血球などの細胞があるか確認する検査です。実際の臨床現場では両者を組み合わせて検査の精度の上げるように努めています。しかしながら自治体や企業の健診などでは予算、マンパワー、医療機器の都合から尿定性のみ行われている事が多いのが実情です。特に尿潜血に関しては採尿条件や常用している内服薬などの影響が出る場合があり偽陽性(異常がないのに異常と結果が出る)が多く存在します。採尿時に中間尿(出始めは採らずにその後の尿を採尿する)で採尿されていないこともありそれも結果に影響することもありますが実際の現場ではこれらの検査を用いて尿中に感染や出血があるかなどの検索し必要な検査を考慮していく事となります。   当院でも尿定性検査、尿沈渣を併用し診断の精度を高めるように努めています。特に尿沈渣に関しては通常20-30分かかる時間を約70秒で結果が出て、かつ精度が高い写真の最新尿沈渣機械を導入しています。(遠心が不要です!)通常、尿検査の各項目について細かくお話しするのは時間の制約上難しい場合がありますが当院では検査時間を短縮しなるべく細かくご説明する時間に充てるよう工夫しています。   泌尿器科専門医は「尿」に関しては専門的な知識、診療経験があります。お困りの事があれば些細な事でもお気軽にご相談下さい。女性の方も安心して受診して頂けるよう当院では待合室、トイレ、診察室を完全に男女別にしております。   桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

当院では男性向けにブライダルチェックを行っております。性感染症や男性ホルモンなどを検査し自分自身の健康状態の確認やパートナーへの思いやりとして、妊娠・出産への前準備としてお役立ていただけます。特に風疹に関しては先天性風疹症候群(クリックでリンク先に遷移します)予防する事が非常に大切です。   検査項目は以下の通りです。 尿検査(細菌培養、クラミジア、淋菌検査) 肝炎検査(B型肝炎、C型肝炎) 梅毒検査 HIV検査 風疹抗体検査 ホルモン検査 血液型検査 抹消血液検査、血液生化学検査   すべての検査結果が出るまで10日ほどお時間を頂きます。検査結果はご説明し、書面でお渡しします。 なお、男性不妊の検査ではありませんのでご了承ください。 風疹抗体が無い場合の予防接種も承ります。 男性不妊の検査、治療等をご希望の方は専門施設をご紹介いたします。   ブライダルチェックは自費診療で通常25000円(税抜)で検査、診察、結果説明全て込みの金額です。精液検査は別途オプションで5000円(税抜)となります。 精液検査については専用の容器をお渡しし、採取条件がありますのでご希望の方は来院時にご説明いたします。   桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します ...

先日、当院を取材頂いた記事がアップされました。 当院の事を少しでも知って頂けるツールになれば幸いです。 下記のリンクよりご覧ください。 https://doctorsfile.jp/h/193901/df/1/   当院では皆様が少しでも負担なく受診できる環境の整備に努めています。 キャッシュレス決済も行っておりPayPay、Line Pay、電子マネー、各種クレジットカード決済にも対応していますので用途に合わせてご利用ください。 桜新町・用賀エリアの泌尿器専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。    ...

明けましておめでとうございます。 2020年も宜しくお願いいたします。 先日院内の撮影を行って頂きGoogle Mapのように院内をご覧いただけるようになりました。   院内の雰囲気を少しでもわかって頂ければ幸いです。 本年もせたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。   https://www.google.com/maps/uv?hl=ja&pb=!1s0x6018f543f108756b%3A0x72002ba1f53f9080!3m1!7e115!4shttps%3A%2F%2Flh5.googleusercontent.com%2Fp%2FAF1QipPwyKb3ulZXjyQQaOnx5-0doAgnU6J621dIV2Uf%3Dw129-h130-n-k-no!5zc2V0YWdheWEgaGlueW91a2kgLSBHb29nbGUg5qSc57Si!15sCAQ&imagekey=!1e10!2sAF1QipNZ5aWDePytPMT6gB23DYjaEWXYFA126XUfiau2 ...

当院は12月2日に開業し本日2019年の仕事が納まりました。127名の新規の皆様に来院頂きました。開院一か月でも泌尿器科的なお悩みが多いということを感じました。 2020年は東京オリンピックがあります。当院では会場、テレビの前で安心して観戦できるよう最新(細心)の頻尿治療をを行っております。 2020年も地域の皆様のお役に立てるよう一層の努力をしてまいりますので来年もせたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。...

本日は禁煙外来についてお話ししたいと思います。 当院では禁煙外来を行っています。 睡眠時無呼吸外来と同じように泌尿器科で(?)。と思われることと思います。 喫煙が呼吸器系の癌、肺気腫、心筋梗塞、脳卒中などの疾患リスクを高めることはよく知られています。 これらに限らず泌尿器科に関連する事としては喫煙は男性機能低下、不妊、膀胱癌の発症リスクとなる事があります。 また受動喫煙は自分だけでなく周囲の健康も害し社会的にも問題視されており、またタバコの値段も高騰化しています。ここまで百害あって一利がない代物は他には中々ないと思います。 当院では泌尿器科専門医の立場から禁煙をすることをお勧めしています。泌尿器科専門医ならではの立場から皆様の健康管理に貢献したしたいと考えています。下記の条件にすべて該当していれば保険診療で禁煙外来治療を受ける事が可能です。禁煙についてお悩みの方は是非一度ご相談下さい。一度失敗した方でも自費診療であれば可能です。オンライン診療にも対応しています。 〇保険診療の条件 ・直ちに禁煙しようと考えている人 ・禁煙指数(1日の本数×喫煙年数)が200以上 ・スクリーニングテスト(クリックでリンク先に遷移します)でニコチン依存症と診断された人 ・禁煙治療を受ける事を文書にて同意された人   桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...

本日は睡眠時無呼吸症候群のお話です。 泌尿器科で睡眠時無呼吸(?)と思われると思います。 なぜ泌尿器科で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の話をするかご説明いたします。   睡眠時無呼吸症候群といえば脳卒中、心筋梗塞、様々な生活習慣病のリスク、日中傾眠による交通事故のなどのリスクになるのはよく知られております。   泌尿器科領域に関しては睡眠が障害され結果的に夜間頻尿となるリスクがあります。睡眠時無呼吸の自覚は乏しいので実際は夜間頻尿を訴え外来に来ます。夜間頻尿に対し各種薬物治療を行っても全く改善せず睡眠時無呼吸の治療をするとピタッと改善ケースがよくあります。院長はこのような症例を数多く見てきました。   夜間に頻尿があるとお体が悪い方はトイレに行く途中に転倒し骨折します。骨折し入院すると認知機能が低下し生活の質、ADL(日常生活動作)が著しく低下します。   一時期TV番組で水分をたくさん摂ると血液がサラサラになり脳梗塞の予防になるとデタラメが喧伝されたこともあります。医学的にもこのような効果はないと実証されています。実際に血液がさらさらになることはなくむしろ夜間頻尿や転倒リスクが高まるだけです。このような事実は蔑ろにされ、未だに夜間の積極的飲水指導をしているところさえあります   最近では検査器も簡便化され簡単に検査が行えます。睡眠時無呼吸と診断された場合には治療に進む事になります。 簡単にできるチェックシート(クリックでリンク先に遷移します。)がありますのでご参照ください。 当院は泌尿器科専門医のクリニックですが、従来の一般内科的アプローチとは異なる形で生活の質を保つ、全身的な健康管理に取り組んでいます。泌尿器科専門医ならではアプローチで皆様の健康管理に貢献したいと考えています。   夜間頻尿でお困り方は是非当院に一度ご相談下さい。 泌尿器科専門的診断は当然ですが睡眠時無呼吸の可能性も考慮し診察させて頂きます。   桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...

本日は前立腺肥大症についてお話します。 前立腺肥大症の頻度は年齢ともに高くなり30歳代頃から始まり70-80歳までに80-90%の頻度まで上昇します。原因ははっきりしていませんが男性ホルモンのバランスの変化が一つの原因と考えられています。 前立腺肥大症の症状は主に蓄尿症状、排尿症状に大別されます。 「排尿症状」は尿の勢いが弱い、尿が出始めるまでに時間がかかる、尿が分かれる、排尿の途中で尿が途切れる、尿をするときに力まなければならない」などの症状です。 「蓄尿症状」は頻尿、尿意切迫感(尿の我慢が効かない)、切迫性尿失禁(我慢が効かず漏れてしまう)などの症状です。 診断は主に問診、超音波検査(前立腺サイズ測定、残尿測定)、尿検査、PSA検査(前立腺癌マーカー)などで行います。 話はそれますが前立腺肥大症が悪化すると前立腺癌になるということはありません。全く別の疾患と考えて頂いて構いません。前立腺の検査をされたことがない方の中で一定の率で癌の疑いが高い方がいますので当院ではPSAも検査しています。 前立腺肥大症は慢性疾患で進行が緩徐なので自覚症状が乏しい場合もあります。 当院では超音波検査器、尿流測定器などを用いて前立腺肥大症の診断を正確に行います。特に尿流測定については通常のトイレと同じように排尿してするだけで尿量、尿流が測定できる写真の装置を導入しています。座位で排尿して頂けると正確性が高まります。 再度、話がそれますが男性が立位で洋式便器に排尿した場合に尿がどれくらい飛散するか動画で参照ください。 https://www.youtube.com/watch?v=5vOVUpY_tDE 衛生的にも問題があります。 当院では前立腺肥大症の診断を正確に行ってまいります。 桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...

本日は当院の待合室をご紹介いたします。 当院紹介にもある通り待合室を男女別に分けています。 女性も皆様にも安心してお越し頂けるように設計しました。 一枚目の写真が男性側の待合室。2、3枚目の写真が女性側待合室です。受付後に分かれて頂く構造です。トイレも当然別に設けております。 トイレですが出入りしている様子が待合室の他の方から見えないようにドアが死角になるよう作っています。トイレの出入りまで見えないように配慮したクリニックはなかなか無いと思います。 女性の皆様が泌尿器科はかかりづらいと言った声を反映させて頂きました。 既出の空気清浄機も稼働させておりますので安心してお待ち頂けます。もちろんお待たせする時間を減らす努力は怠っておりません。 桜新町・用賀エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...