Author: keisuke@setagaya-uro.jp

あけましておめでとうございます。 1月5日から平常の診療体制となります。 当院は開業してから3年目に入りました。2022年も皆様のお役に立てるよう努力して参ります。 泌尿器科専門医のせたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。    ...

今回、新たに外来予約枠として「健診結果異常外来」を設定しました。 健康診断や人間ドックで異常を指摘され要再(精密)検査となった方向けの外来です。 具体的には尿所見(尿潜血など)異常、PSA(前立腺癌マーカー)高値、超音波所見異常などです。上記に該当する場合で診察をご希望される場合にはこちらの外来枠から予約を取得して下さい。尚、尿潜血(血尿)の指摘をされた場合に方は尿溜め超音波検査を行いますので「尿が溜まった状態での来院」をお願い致します。 せたがや泌尿器腎クリニックでは健康な生活を送れるようお手伝いすべく日々研鑽しております。また、当院ではスタッフ全員がコロナワクチンを接種し抗体がある事を確認しています。更には感染対策を徹底していますのでコロナ感染症の影響はなく診療を行っています。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアで唯一の日本泌尿器科学会泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。   ...

過活動膀胱(OAB:Over Active  Bladder)は尿の回数が多い(頻尿)、尿の我慢が効きにくい(尿意切迫感)、我慢が効かず漏れてしまう(切迫性尿失禁)などの症状を呈する疾患です。ガンの様に生命に直接関わる疾患ではありませんが生活の質(QOL)を著しく低下させる疾患です。 治療としては行動療法、薬物療法を中心に行っていきますが、薬物療法は最近とても進歩し進んでいますが、内服薬でも効果が得られにくい難治性の過活動膀胱が存在します。 難治性過活動膀胱に対しては昨年4月からボツリヌス療法というボツリヌストキシンを内視鏡で直接膀胱粘膜に注入する治療が保険治療として認可されました。欧米では20年ほど前から行われており治療効果が科学的にも証明されている治療です。(エビデンスがある治療です。) 本治療は専門講習を修了した学会認定の泌尿器科専門医のみが行う事ができます。当院では認可当初からいち早く本治療を行っており、非治験施設では保険診療として日本国内で1番最初に開始し、全例で合併症無く安全に施行しています。 総合病院などでは入院の上、行っているケースがほとんどですが当院では局所麻酔で日帰り(所要時間1時間程度)で施行可能で、負担の少ない軟性膀胱鏡を用いて治療を行っています。尚、男性の場合には前立腺肥大症の治療を優先します。 症状や程度に応じた最善の治療を専門医の立場から提案していますのでどうぞお気軽にご相談下さい。当院は男女別待合室ですので女性の方も安心して受診できる環境を整えています。 せたがや泌尿器腎クリニックは皆様の生活の質を下げる泌尿器疾患から症状をコントロールし健康な毎日を送れるようお手伝いすべく日々研鑽しております。また、当院では感染対策を徹底していますのでコロナ感染症の影響はなく診療を行っています。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアで唯一の泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

膀胱は骨盤の中にある袋状の尿をためる臓器です。腎臓でつくられた尿は尿管を通って膀胱にたまり、尿道を通って体外に排出されますこの一連の尿の通り道の総称を尿路といいます。尿路の内側は、そのほとんどが尿路上皮という組織で構成されています。 膀胱がんは膀胱にできるがんです。膀胱がんのほとんどが膀胱の内部をおおう尿路上皮に由来する尿路上皮がんです。尿路上皮がんは尿管、腎盂(じんう:腎臓の内側)にも発生します。 膀胱がんの主な症状には、血尿、排尿時の痛み、残尿感などがあります。血尿には尿の色が赤色や褐色になり目で見てわかる血尿(肉眼的血尿)と、顕微鏡で確認できる血尿(顕微鏡的血尿)があります。 このうち、膀胱がんに特徴的なのは痛みなどの他の症状を伴わない血尿(無症候性血尿)です。血尿以外の自覚症状がなく、血尿も出たり出なかったりすることがあるため、受診せずに放置している間に進行してしまうこともあります。気になる症状がある場合には、早めに泌尿器科を受診をお勧めいたします。 膀胱がんと似たような症状がある疾患として尿路結石症、前立腺肥大症、前立腺がん、前立腺炎、膀胱炎などがあります。早めに泌尿器科専門医を受診して検査を受け、原因となる疾患を見つけて適切な治療を受けることが大切です。現在、明らかになっている発症リスクは喫煙です。膀胱がんについては、腫瘍マーカーなどはありませんので気になる症状がある場合には、専門医を早めに受診することをお勧めします。 当院では尿検査、超音波検査、膀胱鏡検査などを駆使して専門的に診断を行って参ります。健診で血尿の指摘があった場合や肉眼的血尿がある場合には早めに受診をご提案しています。手術が必要な場合には近隣の医療機関と連携し治療にあたっております。 当院は桜新町・駒沢・用賀エリアの泌尿器科専門医のクリニックです。ご不安な事や症状があればお気軽の御受診ください。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。   ...

尿路結石症というと突如、腰や脇腹が痛くなり、のたうちまわるような激しい痛みを引き起こす病気と思われている事と思います。尿路とは腎臓、尿管、膀胱、尿道と尿の通り道の総称でありそこに存在する結石が尿路結石となります。その中でも激しい痛みを引き起こすものが尿管結石です。   どれくらいの方が尿管結石にかかるというと、少し古い資料ですが日本人では2005年の調査では10万人に134人程度で、年々増加しています。尿路結石が増加している要因としては肥満や生活習慣病の悪化、遺伝的な素因が大きく影響しています。時に副甲状腺という臓器の機能が活発になりすぎて結石の形成の原因となることもあります。 男性の病気と思われている事が多く、確かに男性:女性が2.4:1と女性に比して男性の方が女性よりも2倍以上多いのですが決して男性だけの病気ではありません。 水分が不足しがちなこれからの暑い時期に多く発症する傾向があります。 尿路結石の約80%がカルシウム結石(シュウ酸カルシウム、リン酸カルシウムなど)で他には痛風の原因となる尿酸が結石の原因となります。予防法は水分やカルシウムをしっかり摂取すること、シュウ酸を含む食物(ほうれん草、紅茶、コーヒー、抹茶、チョコレートなど)を控える事となります。 尿管結石の最大の問題は痛みです。誘引なく突如として腰背部の激しい痛みや血尿、時に嘔気・嘔吐などの症状を引き起こします。結石が尿管内に落下し、尿の流れが障害され腎臓に逆流し、腎臓内の圧が高まることが原因と考えられています。 尿管結石を発症した場合にはとにかく第一に痛みに対する対処が一番なので鎮痛剤を使用して治療していくこととなります。時に、感染を併発したりして抗生剤治療や処置が必要なことがあります。尿管結石が原因と思われる症状があればまず医療機関を受診してください。あまり大きくないサイズは対症療法で排石を待つ事になりますが排石が期待できない場合は治療を考慮することになります。  過去には尿管結石に対してはお腹や腰を切って石を取り出したりする手術を行っていましたが、現在ではほとんどの結石が体外衝撃波(ESWL)や内視鏡手術で、体を切らずに治療可能です。特にレーザー内視鏡手術が可能となってからは今まで難しかった腎臓内結石の内視鏡治療を行うことが可能となりました。内視鏡手術は院長が今まで得意としてきた手術で、今までに数多くの尿路結石症の最先端の治療に関わってきました。尿路結石について特に治療経験が豊富なので全ての治療手段について把握しています。  当院で手術を行う事はできませんが、近隣医療機関と緊密に連携し適切な治療手段をご提案致します。病院によっては院長が連携医療機関に赴いて直接手術を行います。 尿路結石症についてお悩みの方、心配の方、症状がある方は当院にご相談頂けたら幸いです。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します...

いつも、せたがや泌尿器腎クリニックを受診頂きありがとうございます。 開院して2年半(2022年5月現在)となりお陰様で多くの患者さんに御来院頂けるようになりました。 それに伴いお待たせする時間が増えてしまい申し訳なく思っております。 お待たせする時間が少なくなるよう院長、スタッフ共に最大限の努力はしております。 受診される皆様にもスムーズに受診できるよう事前WEB外来予約やWEB問診の入力、採尿の準備などのご協力をよろしくお願い致します。 尚、2022年10月より土曜日診療は完全予約診療となります。   当院の曜日別の混雑状況は以下の通りとなります。 夕方(17時以降)はどの曜日も混雑する事が多くなっております。 受診の際にお役立て下さい。 尚、混雑状況により別日での受診をご提案する場合や早めに受付終了となる場合がございます。 よろしくお願い致します。   曜日別混雑状況 ①土曜日(特に11時前後) 2022年10月1日(土)より完全予約制です。 ②金曜日 ③水曜日 ④月曜日 ⑤火曜日  ...

2021年4月より消費税額込みの表示の義務化、および仕入れ価格、検査委託料等の変更などにより自費診療の改定をいたしました。全て消費税(10%)込の金額となります。 詳しくは自費診療(クリックで遷移します)のページをご覧下さい。ご不便おかけし申し訳ございませんがよろしくお願い致します。...

「泌尿器科」というと通常は男性の診療科をイメージされると思います。しかし症状で見てみると頻尿、尿漏れ、尿失禁、排尿時痛など男性のみならず、女性の方にもとても多い症状です。このような症状は女性に多い腹圧性失禁、過活動膀胱、急性膀胱炎などの疾患により引き起こされます。   腹圧性失禁は骨盤底筋は出産回数が多かった方や肥満傾向の方に多く咳やくしゃみをしたりなど腹圧がかかった場合に起きる尿漏れを指します。骨盤底筋が弱くなる事により発症します。骨盤底筋体操や薬物療法で治療を行います。   過活動膀胱は頻尿、尿意切迫感(尿意が出てから我慢が効きにくい)、切迫性尿失禁(我慢ができずに漏れてしまう)などに症状を呈し生活の質を大きく低下させます。治療は行動療法(我慢のトレーニング、骨盤底筋体操)や薬物療法が中心となります。3か月間、薬物療法を行い効果が乏しい過活動膀胱を難治性過活動膀胱と診断します。難治性過活動膀胱に対しては2020年4月から保険適用となったボツリヌス療法が治療効果を発揮します。当院ではいち早く本治療に着手し非治験施設では日本で初めて保険診療でおこなっており、今まで実績を積んでいます。 急性膀胱炎は女性に頻発する尿路感染症です。典型的には排尿時痛、急な頻尿、残尿感、血尿、下腹部痛などの症状を呈します。膀胱炎のみでは発熱する事はほとんどありませんが治療せずに放置すると腎臓まで炎症が波及し腎盂腎炎になってしまう場合があります。腎盂腎炎になると感染した腎臓側の腰痛と39-40℃の高熱を呈し、場合によっては入院治療が必要となる場合があります。排尿を我慢しすぎる、下腹部の冷え、疲労などが膀胱炎を発症するリスクになります。ほとんどが大腸菌が原因となる事が多いのですが最近では薬剤耐性菌が原因となっていることも多く尿検査、細菌検査などを行い正確に診断し治療する事が求められます。 当院では最新の尿検査機器やエコー検査機を使用し、泌尿器科専門医としての経験を基に診療を行っております。待合室・診察室・採尿用トイレを男女別としていますので女性の方が安心して受診できる環境を整えております。小さなお子様と一緒でも問題ありませんので少しでも上記の症状や疾患で心配な事があればお気軽にご相談下さい。当院は桜新町・用賀・駒沢エリアで唯一の泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

当院では男性向けにブライダルチェックを行っております。性感染症や男性ホルモンなどを検査し自分自身の健康状態の確認やパートナーへの思いやりとして、ご結婚前や妊娠・出産への準備としてお役立て頂けます。 HPにある一般項目に加えオプション検査として今回、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を追加しました。検査料は15000円(税込16500円)となります。 検査キットがご自宅に届きますので一晩、検査機を装着して検査して頂きます。翌朝、覚醒後に検査機を外し返送して頂くだけです。睡眠パターンを解析し睡眠時無呼吸症候群か簡易的に判定いたします。当院に結果が送付されますので結果をご説明致します。 睡眠時無呼吸症候群といえば高血圧、脳卒中、心筋梗塞、様々な生活習慣病のリスク、日中傾眠による交通事故のなどのリスクになるのはよく知られております。それに加えてあまり知られていないのがED(勃起不全)やいびきによるパートナーとの関係悪化のリスクになりうる事です。当院ではこの点を泌尿器科専門医の立場から重要視しています。 EDは睡眠時無呼吸症候群によりホルモン・自律神経バランスの乱れや組織への酸素欠乏が誘発され勃起機能が低下します。 また、自分自身は寝ているので気づきませんが傍らで睡眠しているパートナーはいびきにより著しく睡眠が障害されます。安眠が確保できない日々が続き、関係が悪化、結果的に離婚に至ったケースも院長は経験しています。 今後の大切なパートナーとの良好な関係を構築するためにもブライダルチェックの一環として睡眠時無呼吸症候群の検査を当院ではご提案しています。検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の診断に至った場合には保険にて当院で治療を行う事ができます。ご希望の場合は受付、診察時にお申し付けください。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医クリニックです。泌尿器科専門医の観点から皆様の生活や健康を保つお手伝いをしていきます。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

本日は睡眠時無呼吸症候群のお話です。泌尿器科で睡眠時無呼吸(?)と思われると思います。 なぜ泌尿器科で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の話をするかご説明いたします。   睡眠時無呼吸症候群といえば高血圧、脳卒中、心筋梗塞、様々な生活習慣病のリスク、日中傾眠による交通事故のなどのリスクになるのはよく知られております。 睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)睡眠中に無呼吸を繰り返すことで、様々な合併症を起こす病気です。成人男性の約3~7%、女性の約2~5%にみられます。男性では40歳~50歳代が半数以上を占める一方で、女性では閉経後に増加します。空気の通り道が睡眠中に閉塞(狭窄)することが原因です。睡眠中、平均して1時間に5回以上、それぞれ10秒以上呼吸が止まる場合は、この疾患の可能性があります 泌尿器科領域に関しては睡眠が障害され結果的に夜間頻尿となるリスクがあります。睡眠時無呼吸の自覚は乏しいので実際は夜間頻尿を訴え外来に来ます。夜間頻尿に対し泌尿器系の各種薬物治療を行っても全く改善せず睡眠時無呼吸の治療をするとピタッと改善ケースがよくあります。院長はこのような症例を数多く見てきました。またED(勃起不全)のリスクになる事も示唆されています。 夜間に頻尿があるとお体が悪い方はトイレに行く途中に転倒し骨折します。骨折し入院すると認知機能が低下し生活の質、ADL(日常生活動作)が著しく低下します。 一時期TV番組で水分をたくさん摂ると血液がサラサラになり脳梗塞の予防になるとデタラメが喧伝されたこともあります。医学的にもこのような効果はないと実証されています。実際に血液がさらさらになることはなくむしろ夜間頻尿や転倒リスクが高まるだけです。このような事実は蔑ろにされ、未だに夜間の積極的飲水指導をしているところさえあります   最近では検査器も簡便化され簡単に検査が行えます。睡眠時無呼吸と診断された場合には治療に進む事になります。簡単にできるチェックシート(クリックでリンク先に遷移します。)がありますのでご参照ください。 当院は泌尿器科専門医のクリニックですが、従来の一般内科的アプローチとは異なる形で生活の質を保つ、全身的な健康管理に取り組んでいます。泌尿器科専門医ならではアプローチで皆様の健康管理に貢献したいと考えています。   夜間頻尿やいびきがひどい場合でお困り方は是非当院に一度ご相談下さい。 泌尿器科専門的診断は当然ですが睡眠時無呼吸の可能性も考慮し診察させて頂きます。 桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...