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「泌尿器科」というと通常は男性の診療科をイメージされると思います。しかし症状で見てみると頻尿、尿漏れ、尿失禁、排尿時痛など男性のみならず、女性の方にもとても多い症状です。このような症状は女性に多い腹圧性失禁、過活動膀胱、急性膀胱炎などの疾患により引き起こされます。   腹圧性失禁は骨盤底筋は出産回数が多かった方や肥満傾向の方に多く咳やくしゃみをしたりなど腹圧がかかった場合に起きる尿漏れを指します。骨盤底筋が弱くなる事により発症します。骨盤底筋体操や薬物療法で治療を行います。   過活動膀胱は頻尿、尿意切迫感(尿意が出てから我慢が効きにくい)、切迫性尿失禁(我慢ができずに漏れてしまう)などに症状を呈し生活の質を大きく低下させます。治療は行動療法(我慢のトレーニング、骨盤底筋体操)や薬物療法が中心となります。3か月間、薬物療法を行い効果が乏しい過活動膀胱を難治性過活動膀胱と診断します。難治性過活動膀胱に対しては2020年4月から保険適用となったボツリヌス療法が治療効果を発揮します。当院ではいち早く本治療に着手し非治験施設では日本で初めて保険診療でおこなっており、今まで実績を積んでいます。 急性膀胱炎は女性に頻発する尿路感染症です。典型的には排尿時痛、急な頻尿、残尿感、血尿、下腹部痛などの症状を呈します。膀胱炎のみでは発熱する事はほとんどありませんが治療せずに放置すると腎臓まで炎症が波及し腎盂腎炎になってしまう場合があります。腎盂腎炎になると感染した腎臓側の腰痛と39-40℃の高熱を呈し、場合によっては入院治療が必要となる場合があります。排尿を我慢しすぎる、下腹部の冷え、疲労などが膀胱炎を発症するリスクになります。ほとんどが大腸菌が原因となる事が多いのですが最近では薬剤耐性菌が原因となっていることも多く尿検査、細菌検査などを行い正確に診断し治療する事が求められます。 当院では最新の尿検査機器やエコー検査機を使用し、泌尿器科専門医としての経験を基に診療を行っております。待合室・診察室・採尿用トイレを男女別としていますので女性の方が安心して受診できる環境を整えております。小さなお子様と一緒でも問題ありませんので少しでも上記の症状や疾患で心配な事があればお気軽にご相談下さい。当院は桜新町・用賀・駒沢エリアで唯一の泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

当院では男性向けにブライダルチェックを行っております。性感染症や男性ホルモンなどを検査し自分自身の健康状態の確認やパートナーへの思いやりとして、ご結婚前や妊娠・出産への準備としてお役立て頂けます。 HPにある一般項目に加えオプション検査として今回、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を追加しました。検査料は15000円(税込16500円)となります。 検査キットがご自宅に届きますので一晩、検査機を装着して検査して頂きます。翌朝、覚醒後に検査機を外し返送して頂くだけです。睡眠パターンを解析し睡眠時無呼吸症候群か簡易的に判定いたします。当院に結果が送付されますので結果をご説明致します。 睡眠時無呼吸症候群といえば高血圧、脳卒中、心筋梗塞、様々な生活習慣病のリスク、日中傾眠による交通事故のなどのリスクになるのはよく知られております。それに加えてあまり知られていないのがED(勃起不全)やいびきによるパートナーとの関係悪化のリスクになりうる事です。当院ではこの点を泌尿器科専門医の立場から重要視しています。 EDは睡眠時無呼吸症候群によりホルモン・自律神経バランスの乱れや組織への酸素欠乏が誘発され勃起機能が低下します。 また、自分自身は寝ているので気づきませんが傍らで睡眠しているパートナーはいびきにより著しく睡眠が障害されます。安眠が確保できない日々が続き、関係が悪化、結果的に離婚に至ったケースも院長は経験しています。 今後の大切なパートナーとの良好な関係を構築するためにもブライダルチェックの一環として睡眠時無呼吸症候群の検査を当院ではご提案しています。検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の診断に至った場合には保険にて当院で治療を行う事ができます。ご希望の場合は受付、診察時にお申し付けください。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医クリニックです。泌尿器科専門医の観点から皆様の生活や健康を保つお手伝いをしていきます。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

本日は睡眠時無呼吸症候群のお話です。泌尿器科で睡眠時無呼吸(?)と思われると思います。 なぜ泌尿器科で睡眠時無呼吸症候群(SAS)の話をするかご説明いたします。   睡眠時無呼吸症候群といえば高血圧、脳卒中、心筋梗塞、様々な生活習慣病のリスク、日中傾眠による交通事故のなどのリスクになるのはよく知られております。 睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)睡眠中に無呼吸を繰り返すことで、様々な合併症を起こす病気です。成人男性の約3~7%、女性の約2~5%にみられます。男性では40歳~50歳代が半数以上を占める一方で、女性では閉経後に増加します。空気の通り道が睡眠中に閉塞(狭窄)することが原因です。睡眠中、平均して1時間に5回以上、それぞれ10秒以上呼吸が止まる場合は、この疾患の可能性があります 泌尿器科領域に関しては睡眠が障害され結果的に夜間頻尿となるリスクがあります。睡眠時無呼吸の自覚は乏しいので実際は夜間頻尿を訴え外来に来ます。夜間頻尿に対し泌尿器系の各種薬物治療を行っても全く改善せず睡眠時無呼吸の治療をするとピタッと改善ケースがよくあります。院長はこのような症例を数多く見てきました。またED(勃起不全)のリスクになる事も示唆されています。 夜間に頻尿があるとお体が悪い方はトイレに行く途中に転倒し骨折します。骨折し入院すると認知機能が低下し生活の質、ADL(日常生活動作)が著しく低下します。 一時期TV番組で水分をたくさん摂ると血液がサラサラになり脳梗塞の予防になるとデタラメが喧伝されたこともあります。医学的にもこのような効果はないと実証されています。実際に血液がさらさらになることはなくむしろ夜間頻尿や転倒リスクが高まるだけです。このような事実は蔑ろにされ、未だに夜間の積極的飲水指導をしているところさえあります   最近では検査器も簡便化され簡単に検査が行えます。睡眠時無呼吸と診断された場合には治療に進む事になります。簡単にできるチェックシート(クリックでリンク先に遷移します。)がありますのでご参照ください。 当院は泌尿器科専門医のクリニックですが、従来の一般内科的アプローチとは異なる形で生活の質を保つ、全身的な健康管理に取り組んでいます。泌尿器科専門医ならではアプローチで皆様の健康管理に貢献したいと考えています。   夜間頻尿やいびきがひどい場合でお困り方は是非当院に一度ご相談下さい。 泌尿器科専門的診断は当然ですが睡眠時無呼吸の可能性も考慮し診察させて頂きます。 桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門診療は当院にお任せください。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願いいたします。 ...

泌尿器科専門医は日本泌尿器科学会又は専門医機構が認定する専門医資格です。 現在、学会から専門医機構へと管理が移行されつつあります。 指定の講習受講、学会発表・参加、論文執筆、手術の執刀・参加などの多くの要件を満たし、学科試験に合格すると泌尿器科専門医の認定を受ける事ができます。更には泌尿器科専門医取得後に要件をみたすと上位資格の泌尿器科指導医を取得する事が可能です。いずれも5年単位で要件を満たした上で更新をします。 泌尿器科専門医を所有する医師は全国で7000人程度いますがそのほとんどが大学病院や総合病院などの施設に集中しています。院長は泌尿器科専門医・指導医の両方を取得しており、クリニックで両資格を所有する医師は数少なく、今まで得た医療知識・技術を皆様に還元しお役に立ちたいと思っています。どのようなお悩みでも結構ですのでお困り事があればお気軽にご相談下さい。当院は男女別合室・診察室ですので女性やお子様が受診しやすい環境を整えています。 また、最新の紫外線殺ウィルス装置を導入するなど最大限の感染対策を行っていますが、受診の際には待ち時間の減少、密回避のため24時間予約取得可能なWEB予約をお役立てください。 当院は桜新町・用賀、駒沢エリアの泌尿器科専門医のクリニックです。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

本日2月4日は風疹の日です。 昭和37年度から昭和53年度に出生された男性の方は風疹の定期予防接種を受けておらず風疹抗体が無い事も多いです。また予防接種を受けていても抗体が減弱化しているケースもあります。大人がかかると重症化し、さらには妊婦さんにうつすとお腹の中の赤ちゃんに移してしまい先天性風疹症候群の原因となります。出生児に心疾患、難聴、白内障等を起こしてしまう事があり予防する事がとても大切です。 当院は泌尿器科クリニックですが泌尿器科疾患に限らず感染症の予防、管理をはじめ全身的な健康管理に努めています。そのため各自治体の補助で風疹の抗体検査を受けられるようになっています。 世田谷区では「昭和37年(1962年)4月2日から昭和54年(1979年)4月1日生」の男性は無料で風疹抗体検査が受けられます。当院は世田谷区の検査を受託している医療機関ですのでクーポンを持参頂ければ無料で風疹抗体検査を受けることができ、抗体が無い場合にはワクチンを無料で接種する事が可能です。お手元にクーポンが届いてない方は世田谷区にご請求ください。専用の診療予約枠も設けております。 上記の対象外でも風疹抗体検査を当院で行っております。ブライダルチェックの検査項目にも含んでおりますので上記、出生期間外でも自費診療で検査を受ける事も可能です。クーポン利用によりブライダルチェックを割引価格で受ける事も出来ます。詳しくはお問い合わせ下さい。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医クリニックです。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。    ...

生活の質(QOL;Quality of Life)を下げる症状の一つとして夜間頻尿があります。 入眠して覚醒するまでの間に1回以上トイレのために起きるのが夜間頻尿と定義されます。 夜間頻尿の原因となる疾患は前立腺肥大症、過活動膀胱、夜間多尿、睡眠時無呼吸症候群、膀胱結石など様々です。夜間頻尿があると睡眠が障害されますので睡眠が不十分となり日中の眠気やパフォーマンス低下につながります。特に高齢でお体が悪い方は夜間のトイレの際に転倒し骨折するリスクがあります。血液がサラサラになると過剰な水分摂取を促され多尿となり結果的に夜間頻尿となるケースも存在します。飲水で血液がサラサラになる事はないのは科学的に証明されていますので夜間の過剰な水分摂取は控えましょう。 当院では最新機器による尿検査、超音波検査などを駆使して夜間頻尿の原因となる疾患を特定し泌尿器科専門医として治療しております。治療薬についても日々進化しており効果が高く副作用の少ない薬も開発されています。特に難治性過活動膀胱に対するボツリヌス療法には力を入れており、局所麻酔で日帰りで実施可能です。本治療は2020年4月より保険診療として承認され、当院は非治験施設で保険診療として日本で初めてボツリヌス療法を行い今まで全ての症例で合併症なく安全に施行しています。また、睡眠時無呼吸症候群の検査や治療も行っています。 夜間頻尿でお困りの方、お悩みの方は是非当院にご相談下さい。適切に診断し治療を行っていきます。 最新鋭の殺ウイルス装置などを設置し感染対策をしっかりと行っています。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿科専門医のクリニックです。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

昨年末に発売された「頼れるドクター世田谷 2020-2021」に当院の紹介記事が紹介されました。 当院で積極的に行っている頻尿の治療や男女別の待合室などを取材頂きました。当院の待合室にも配置していますが書店等で見かけた際には是非ご参照頂けますと幸いです。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医のクリニックです。泌尿器科専門医の見地から皆様の生活の質の向上や健康管理についてお手伝いできるよう日々研鑽しております。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

2020年12月2日をもちまして当院は開院一年となりました。皆様に支えられ約2400人の方に御来院頂きました。今後も皆様の健康管理、地域医療に貢献すべく努めてまいります。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

血尿はその名の通り、尿に血液が混じっている状態です。 英語ではhematuriaと表現します。健康な状態では当然、尿に血液が混じる事はありません。 自分の目で目視できる血尿を肉眼的血尿(gross hematuria)、自分の目でみても分からず尿検査で分かる血尿を顕微鏡的血尿(microscopic hematuria)といいます。 肉眼的血尿は尿1000ml中に1mlの血液が混じる(0.1%)とわかるとされています。血尿の原因としては様々で挙げたらきりがありませんが、尿路感染症、尿路結石症、膀胱がんなどの泌尿器悪性腫瘍が主な原因となります。膀胱炎や尿路結石症は痛みを伴うことが多いですが、注意が必要なのは無症候性血尿です。 無症候性血尿とは痛みや発熱など血尿以外の症状が無い血尿の事を指します。経過を見ていたも治まらない無症候性血尿は膀胱癌など泌尿器悪性腫瘍を考える必要があります。血尿と呈する可能性がある泌尿器悪性腫瘍は膀胱がん、腎盂(じんう)がん、尿管がん、前立腺がん(男性のみ)などです。 当院では血尿症状(健診等で血尿を指摘された場合なども含む)に関しては最新の尿検査機器や超音波検査などを駆使して異常がないかしっかりと検査し診断を行っています。 万が一、異常が疑われ更なる精密検査や治療が必要と判断された場合には近隣の協力医療機関と提携しシームレスに検査や治療を進めて参ります。 血尿症状は健診等で尿の異常の指摘があった場合には泌尿器科専門医クリニックの当院へご相談下さい。感染対策も徹底していますのでご安心して来院ください。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアの泌尿器科専門医のクリニックです。せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。 ...

男性特有の臓器の一つに前立腺があります。膀胱の前に立っているように存在するために前立腺(英語ではPtostate)といいます。前立腺は膀胱の出口で尿道を取り囲むように存在しています。そのため肥大が進行すると尿道を圧迫し尿勢低下、頻尿、排尿困難などの症状と引き起こします。重症のケースでは尿閉状態(尿が膀胱内に溜まっているにも関わらず排出できない)に至り、更には腎不全になる場合もあります。 前立腺肥大は加齢現象であり男性であれば避けて通れません。院長も男性である以上、前立腺肥大で将来的に悩む可能性が勿論あります。ただ肥大が起きても症状が無い場合もありますので、肥大がありその症状で生活の質(QOL)下がる場合に前立腺肥大「症」と考えます。 診断には国際前立腺スコア(IPSS)、超音波検査、尿流測定検査などを用いて診断していきます。前立腺肥大が進行すると前立腺がんになると勘違いされる方が少なからずいらっしゃいますが肥大の進行で前立腺がんになる事はありません。ただ、前立腺肥大の中に一定の割合で前立腺がんが潜んでいますので当院では前立腺がんのマーカー(PSA)の検査も併せてご提案しています。PSAは経時的な経過や前立腺肥大の程度、年齢を考慮し判断する必要があるので健診等でPSAが高いといわれご心配な方も是非ご相談下さい。泌尿器科専門医としてアドバイス致します。 前立腺肥大症は主に薬物療法で治療していきます。薬物療法を行ったにもかかわらず症状の改善が乏しい、前述のように尿閉状態に至る、排尿困難が重症なケースには手術を検討する事になります。最近ではほとんどが経尿道的手術(尿道から内視鏡を挿入し手術する)する事が一般的です。従来の電気メスで切除する方法やレーザーで前立腺肥大部をくりぬく手術などが行われます。 手術が必要なケースでは連携している近隣の医療機関に紹介させて頂いています。病院によっては院長が直接、協力医療機関に赴き手術を行っています。 当院では前立腺肥大症を適切に診断するよう最新診断機器を導入しています。特に尿流検査に関しては一見、通常のトイレですが、尿流を測定できる機械となっています。 頻尿や尿勢低下など排尿についてお困りの方は是非、当院にご相談下さい。泌尿器科専門医の立場から適切に診断しサポートさせて頂きます。 当院は桜新町・用賀・駒沢エリアでは数少ない泌尿器科専門医のクリニックです。 せたがや泌尿器腎クリニックをよろしくお願い致します。...